生理前の肌荒れ問題
2024年11月2日
静岡県御殿場市の整体&鍼灸サロンRE:LICOです。
生理前の不調として
・肌が荒れる
・ニキビが悪化
・アトピーの悪化
という方がおられます。
生理前だからしょうがない・・・
なんて思う必要はありませんよ。
原因と対策はちゃんとあるのでお伝えしてゆきます。
肌荒れは炎症症状
お肌が荒れているというのは、皮膚粘膜が炎症を起こしている状態です。
お肌には表皮や真皮や皮下組織といった皮膚の細胞が集まって構成されています。
この細胞が傷ついたり壊れたりすると炎症を起こして、肌が荒れたり、痒みが出てきたりします。
ニキビだって同じです。
例えば細菌(アクネ菌など)が影響していると言っても、細菌によって細胞が傷つき炎症した結果です。
元々が炎症体質なタイプの方は、ちょっとした変化や負担によって、この炎症が強くなりやすいんです。
生理に必要な物質だけど・・・
子宮を収縮させて生理を起こすためには、カラダから必要な物質が分泌されます。
その1つがプロスタグランジンです。
プロスタグランジンは子宮を収縮させる働きがあり、出産の陣痛の時にも分泌されています。
このプロスタグランジン。
スゴく大切なんですが、炎症を引き起こす物質でもあるんです。
だから元々炎症タイプの方の場合、炎症が上積みされて強くなります。
結果、肌粘膜に炎症があると生理前〜生理中に肌荒れが悪化します。
炎症ということで言えばPMSでの
・頭痛
・腰痛
・胃のムカムカ
・メンタルのイライラ
などもプロスタグランジンが関係して不調が現れます。
肌荒れを含めたPMSが現れる方は、炎症対策が必須となります。
まずはお腹のコンディションを整えよう
お肌は粘膜ですが、同じ粘膜組織で一番変化が起きやすいのが腸粘膜です。
腸の環境を良くすると、お肌の状態も変わってくれます。
乳酸菌を含むお食事を摂る事は、腸内の善玉菌を優位にさせて消化吸収も良くなります。
他にも腸の炎症を引き起こしやすいのが小麦や乳製品に含まれる「グルテン」「カゼイン」というタンパク質です。
症状が現れている方は、これらを控えめにして過ごすこともオススメです。
そういったお食事の改善を生かすためにも、ポイントとなるのが自律神経。
内臓を動かすための命令を自律神経が行ってくれています。
腸の神経は背中や腰から伸びているので、この部分がガチガチになっていると、腸の働きも低下して食事の効果を発揮しづらくさせてしまうのです。
この辺も注意してみてくださいね。