妊娠中の頭痛、薬を飲むのが心配な方へ

2026年09月13日

「妊娠してから頭痛が増えた」

「頭が痛いけれど、薬を飲むのが心配……」

「できれば薬に頼らず、なんとかしたい」

妊娠中の頭痛は、ただでさえつらいもの。

それに加えて、お腹の赤ちゃんのことを考えると、今までなら気軽に飲んでいた頭痛薬にも不安を感じてしまいますよね。

でも、頭痛があるからといって、我慢するしかないわけではありません。

妊娠中の身体は大きく変化しています。

ホルモン、姿勢、睡眠、疲労、ストレスなど、さまざまな変化が重なって、身体に「力が入りやすい状態」になっていることがあります。

今回は、妊娠中の頭痛を「身体の緊張」と「血流」という視点から整体・鍼灸RE:LICO御殿場院がお伝えします。

妊娠中に頭痛が起こるのは珍しいことではありません

妊娠中の頭痛には、いくつかの要因があります。

妊娠初期では、ホルモンの変化などによって、片頭痛のようなズキズキした痛みが起こることがあります。

一方、妊娠中期から後期になると、お腹が大きくなって身体の重心が変化します。

すると、

  • 背中が反りやすくなる

  • 肩が前に入りやすくなる

  • 首に負担がかかる

  • 肩や背中に力が入りやすくなる

といった身体の変化が起こります。

こうした身体の変化が、首や肩まわりの緊張につながり、締め付けられるような頭痛を感じる方もいます。

さらに、妊娠中は睡眠不足や環境の変化、ストレスなども重なりやすい時期。

「身体が疲れているのに、なかなか力が抜けない」

そんな状態になっている方も少なくありません。

「気を使う毎日」が身体を緊張させているかもしれません

妊娠中は、自分では気づかないところでも身体に力が入っています。

「赤ちゃんは大丈夫かな?」

「仕事はいつまで続けよう?」

「今日はお腹が張っている気がする」

「ちゃんと食べられているかな?」

「夜もあまり眠れなかった……」

妊娠すると、身体だけでなく生活そのものが変わります。

そして、心配事や緊張が続くと、身体はリラックスしにくくなります。

自律神経には、活動するときに働きやすい「交感神経」と、休息するときに働きやすい「副交感神経」があります。

ストレスや緊張が続くと、交感神経が優位になりやすいと考えられています。

すると、首や肩などの筋肉にも力が入りやすくなります。

筋肉がずっと緊張していると、その部分の血流が低下し、痛みにつながることがあります。

つまり、

気を張る

身体に力が入る

首・肩などが緊張する

血流が悪くなりやすい

頭痛につながる

という流れも考えられます。

もちろん、妊娠中の頭痛がすべてこの仕組みで起こるわけではありません。

ですが、もし「首や肩がいつもガチガチ」「身体がずっと力んでいる」という方なら、頭痛だけを見るのではなく、身体全体の緊張を見直してみることも大切です。

妊娠中だからこそ「身体を緩める」という選択肢

頭痛がすると、痛い場所である「頭」だけを何とかしたくなります。

でも、頭痛が起こる背景に首や肩、背中の緊張があるのであれば、そこだけを一時的にほぐすのではなく、なぜ身体に力が入り続けているのかを考えることもできます。

妊娠中はお腹が大きくなることで、身体のバランスが少しずつ変化していきます。

その変化に合わせて、首・肩・背中・骨盤などにも負担がかかります。

だからこそ、妊娠中の身体は「痛いところだけを見る」のではなく、全身のバランスを見ることが大切だとRE:LICOでは考えています。

身体全体の緊張をやわらげ、動きの偏りを整える。

そして、血流など身体の「巡り」を整えていく。

それだけでも、「身体が少し軽くなった」「肩の力が抜けた」と感じる方はいます。

薬を飲む・飲まないという二択だけではなく、身体そのものを整えるという方法もある

それを知っておいてほしいのです。

妊娠中の頭痛、まずは「我慢しない」ことも大切

「妊娠中だから薬は絶対に飲まない」

と決めて、強い頭痛をずっと我慢する必要はありません。

妊娠中でも使用できる薬がありますが、薬の種類や妊娠週数、体調によって判断が変わります。

そのため、市販の頭痛薬を自己判断で使うのではなく、まずはかかりつけの産婦人科や薬剤師に相談しましょう。

「薬を飲むのが怖い」

「どの薬なら大丈夫なの?」

というときこそ、自己判断で我慢したり、反対に自己判断で薬を選んだりせず、専門家に相談することが大切です。

こんな頭痛は、整体より先に産婦人科へ

ここはとても大切なポイントです。

妊娠中の頭痛には、単なる肩こりや疲労によるものではなく、妊娠高血圧症候群などの病気が隠れていることがあります。

日本産科婦人科学会のガイドラインでは、妊婦さんの血圧が140/90mmHg以上の場合、妊娠高血圧症候群などの可能性について評価します。160/110mmHg以上は重症の高血圧として、速やかな対応が必要です。

特に、

  • 今まで経験したことのないような強い頭痛

  • 急に起こった強い頭痛

  • 視界がぼやける、見えにくい

  • 急なむくみ

  • 強い吐き気や体調不良

  • 息苦しさ、胸の痛み

  • 出血や破水が疑われる

  • 強い腹痛や規則的なお腹の張り

  • 胎動について不安がある

などがある場合は、整体を受ける前に、まず産婦人科へ相談してください。

「いつもの頭痛だから」と自己判断しないことが、お母さんと赤ちゃんを守ることにつながります。

 

RE:LICO御殿場院のマタニティ整体

RE:LICO御殿場院では、妊娠中の身体に配慮しながら、全身のバランスを確認して施術を行っています。

妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて身体の使い方も変わります。

そのため、頭痛があるからといって頭や首だけを見るのではありません。

首・肩・背中・骨盤など、身体全体の状態を確認し、

「どこに負担が集中しているのか」

「どこに力が入りやすくなっているのか」

を見ながら、無理のない範囲で身体を整えていきます。

施術では、お腹に配慮しながら横向きなど無理のない姿勢を中心に、妊娠中の身体に合わせたやさしい刺激で行います。

「妊娠してから肩や首がつらくなった」

「頭痛が増えてきた」

「身体がずっと緊張している感じがする」

そんな方は、一度ご自身の身体を見直してみてはいかがでしょうか。

妊娠中だからこそ、我慢するだけではなく「整える」という選択を

妊娠中は、できることが制限されるように感じるかもしれません。

薬も慎重になる。

運動も無理はできない。

身体もどんどん変わっていく。

だからこそ、「仕方がない」と全部我慢してしまう必要はありません。

産婦人科で確認する。

生活習慣を見直す。

そして必要であれば、妊娠中の身体に配慮した整体で身体を整える。

いくつかの選択肢を持っておくことで、妊娠期間を少しでも快適に過ごせる可能性があります。

妊娠中の頭痛や首・肩のつらさでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

RE:LICO御殿場院では、お身体の状態と妊娠週数などを確認しながら、無理のない施術をご提案しています。

この記事を書いた人

長澤健五

整体・鍼灸RE:LICO(リリコ)代表。

神奈川県川崎市生まれ、静岡県沼津市育ち。

スポーツ専門学校卒業後、山梨県の整体院にて10年間、身体の見方や施術技術を学ぶ。

その後、御殿場市にて整体・鍼灸RE:LICO(旧 長澤健康院)を開業し、15年以上にわたり地域の方々の身体のお悩みに向き合ってきました。

慢性的な肩こりや腰痛だけでなく、自律神経の乱れ、疲労感、体質改善など、病院の検査では大きな異常がないものの「つらい状態が続いている」という方への施術にも力を入れています。

自身も長年アトピーに悩んだ経験から、身体は一部分だけを見るのではなく、睡眠・栄養・ストレス・生活習慣など、全体のバランスを整えることが大切だと考えています。

現在は御殿場院・沼津院の2院を運営し、静岡県東部を中心に、一人ひとりのお身体に合わせた施術を行っています。

また、妊活分野で専門的な活動を行う株式会社ファンクショナルマッサージとの連携を通じて、講師活動や技術研修にも携わり、日々知識と技術の向上に努めています。

身体の不調には必ず背景があります。

痛みや症状だけを見るのではなく、その方本来の回復力を引き出せる身体づくりを大切にしています。