AMHと妊娠の可能性について

2019年09月26日

こんにちは。

静岡県御殿場市の妊活整体

長澤健康院 長澤です。

 

AMH(アンチミュラーリアンホルモン)についてです。

抗ミュラー管ホルモンとも言いますね。

 

動画でもお話しさせていただいてます。

 

AMHとは

女性のホルモン検査項目の一つで

卵巣年齢と言われたり

一般的に卵巣予備能(卵の在庫数を示す数値)

と言われています。

 

しかし本当は

正確に卵子の在庫数を示すものではありません。

 

AMHは卵胞の中にある

顆粒膜細胞から分泌されます。

 

顆粒膜細胞が出来上がるのは

前胞状卵胞になってからです。

 

原子卵胞の時には分泌されないので

次のステージである前胞状卵胞の時に

分泌されたAMHの数値に対して

前胞状卵胞以降に分泌されるホルモン値=原子卵胞が成長しているの数

原子卵胞が成長=卵巣年齢や卵子の在庫数

と言われ卵の在庫数を示す数値と言われてきました。

 

ちなみにコチラがAMHの基準値


日本の臨床検査業(株)BML様のデータより

 

 

しかし最近ではAMHが卵の正確な在庫数とは言われなくなっています。

指針とはなりますが絶対的なものではありません。

 

まずAMHの値は変化をするという事です。

 

その為には

原子卵胞がより成長しやすい環境

つくってあげる事が一つです。

 

卵胞がしっかり成長をするには

卵巣の環境を良くすることが大切です。

 

卵胞にとって大切な

ホルモンも栄養も酸素も

血液に乗って運ばれてゆきます。

 

卵巣への血流を良くすることで

元々眠っている原子卵胞の

発達しやすい条件が良くなってきます。

 

実際、臨床の場でも変化は見られます

 

骨盤へのアプローチや

骨盤内の臓器へのアプローチは

循環をうながす上でとても大事となるという事です。

 

AMHについて一番知っていただきたいこと

しかし急に物凄く数値が

変動する訳ではありません。

 

AMHについて

一番知っていただきたいことは

卵子の在庫数と卵子の質は別

という事です。

 

AMHに問題のない20代の女性でも

卵子の質の低下は見られますし

AMHが低くなってゆくと言われる

高齢妊活と呼ばれる40代の方でも

卵子の質が良い方もいらっしゃいます。

 

よって卵巣年齢の推定は出来ません。

 

先程のデータ先のBML社ファイルにも

  • 測定値と妊娠する可能性とは直接的関連はない。
  • 測定値から妊娠できる可能性を判定するのは不適切

と記載されています。

 

AMHが低いという事で

不安で辛い思いをされている方々もいらっしゃいます。

 

AMHが1以下であっても妊娠された方もいらっしゃいます。

 

日常から心掛けていくことは多くなるかもしれませんが

AMHは変化する値ですし例え低くても

質の問題とは別なことなのです。

 

原始卵胞から排卵されるまで180日間。
(過去ブログ:卵子の成長についてより)

 

この180日間で数にフォーカスするのでなく

最高のエリート卵子(我が子となる細胞)

成長させるイメージを持っては見ませんか?

 

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